こんにちは、道場主の中田です。
今日は、腹腔を囲むインナーユニットの1つである多裂筋の話です。
多裂筋って耳慣れない名前ですね。
多裂筋の働き
多裂筋は背骨(脊柱)同士を連結して支える筋肉です。2~4個ごとに背骨をつないでいます。
多裂筋は首から仙骨部まで伸びる長い筋肉ですが、細かく分けると腰多裂筋 、胸多裂筋、頸多裂筋の3つに分類されます。
働きとしては、姿勢の安定させる働きをします。動作時に始めに作用して体幹を安定させる働きがあります。
腕とか足を動かすときは、まず多裂筋から動いてるってことですね。
多裂筋は、インナーユニットとしては腹壁の後ろを構成する筋肉です。
座っている時に腰が痛むなんていうときは、この多裂筋の機能低下も考えられたりしていたりします。
勃起とのかかわり
この腹壁を支える4つの筋群から構成されるインナーユニットのひとつである多裂筋が勃起にどうかんけいするか?
インナーユニットは、
・横隔膜
・腹横筋
・多裂筋
・骨盤底筋群
の4つの筋群により構成され、内臓が格納されている腹膜を支えています。
多裂筋は、横隔膜の収縮と弛緩に連動して動きます。
腹横筋や骨盤底筋群と共働して横隔膜の動きにあわせて収縮と弛緩を行い、腹圧を一定に保ちます。
インナーユニットはお互いに働くことで筋力強化されるので、勃起時に勃起状態を維持する働きもある骨盤底筋群もまた強化することができます。
多裂筋は、ダイアゴナルなどで鍛えることができます。
ダイアゴナル
出典 https://smartlog.jp
体幹とは?
他のインナーマッスルはコチラ
腹横筋
骨盤底筋群
まとめ
多裂筋をしっかり機能させると勃起機能の改善だけでなく、腰痛予防にもなります。しっかり多裂筋を機能させていきましょう!