こんにちは、道場主の中田です。
今日は勃起のときの体のしくみのお話です。
勃起には、NO(一酸化窒素)が重要
皆さん、勃起の時にどのようなことが起きているかご存知ですか?
ざっくり説明しますと、
性的興奮があると、脊髄神経を通って刺激が伝わり、NO(一酸化窒素)が出ます。NOが血管をひろげて、陰茎(おちんちん)に血液が流れ込み、勃起します。
勃起には、NO(一酸化窒素)がとても大事です。NOが血管をひろげないと充分に血液が流れこまず、中折れや起たない原因になります。
NO(一酸化窒素)は神経の先からでたり、血管内にある内皮細胞で生成されます。
NO産生まではこんな感じです。
性的刺激
↓
睾丸からテストステロンが血液中に分泌
↓
テストステロンにより、すい臓からインスリン分泌
↓
インスリンにより、血管の内側からNOが産生される。
勃起に効果があると言われているアミノ酸の一つであるアルギニンは体内でNOになります。
勃起力向上に効果があると言われるシトルリン、アルギニンはテストステロンと同じように働きます。
シトルリンは体内でアルギニンになります。
アルギニンはすい臓を刺激してインスリンをだし、インスリンが血管内皮細胞を刺激してNOを生成します。
NOは車の排気ガスに含まれていますが、排気ガスをすってもダメなのでやめてください(笑)
テストステロンについてはコチラ。
NOを発生させるには、インスリンが大事
血液中のテストステロンやアルギニンはすい臓でインスリンを出すのを促します。インスリンは、血管内皮でNOを産生します。
◎アルギニンをたくさん含んでいる食べもの
・マグロ カツオ エビ
カツオ、マグロはアルギニンの吸収をよくするビタミンB6が多いので優秀。
・大豆 ※豆腐、納豆はあまり多くない。
※私は納豆かけたまごご飯をほぼ毎日食べているのでがっかりです。
・肉類
その他、バナナ、ナッツも多い。
※私は毎朝バナナをたべています。バナナはカリウムを多く含んでいるのでとっていたのですがアルギニンも含んでいるとは!優秀ですね。
テストステロンの原料は、たんぱく質です。
アルギニンを含んでいるものもたんぱく質が多い食べ物です。
勃起力をあげるためには、たんぱく質をしっかり摂ることが必要です。
NOは活性酸素で減少する
さて、こうして産生したNOですが、抗酸化作用があるので、体内に発生した過剰に活性酸素を除去するために使われてしまったりします。過剰に活性酸素があると細胞をいためてしまい老化がすすむといわれています。
活性酸素を増やすもの
①加齢
②多量の飲酒
③ストレス
④食品添加物
⑤タバコ
⑥激しい運動
⑦紫外線など
が原因と言われています。
まとめ
ストレスを抱えてしまったり、生活習慣病により、勃起はしづらくなります。
「勃起がしづらいな~」って思ったときには、生活習慣を見直すよい機会かもしれませんね。