こんにちは、道場主の中田です。
勃起はどこの筋肉が働いて起こるかご存知ですか?
「腹直筋?」
「大臀筋?
「大腿四頭筋?」
全部、違います。
答えは、「骨盤底筋群
そのなかでも「坐骨海綿体筋」が勃起時に働く筋肉です。
「骨盤底筋群」
「坐骨海綿体筋」
ともに初めて聞くかたも多いのではないでしょうか?
学校の保健体育の時間でも、全く習っていません。
習ってたら、絶対忘れません。
だって、勃起のための筋肉ですよ。めっちゃ鍛えてやろう‼️って思いますもんね。
僕はそう思うタイプです。
そうでなくても、精力剤で有名なマカなどのように、何千年も昔から語り継がれるはずなんです。
それなのに、勃起のための筋肉がほとんど知られていない。
これって不思議だと思いませんか?
勃起の筋肉が知られていない理由
それには、理由があります。
その理由とは、
「昔は、骨盤底筋群の筋力低下を考える必要がなかった」からです。
「骨盤底筋群」という筋肉は、
①人間が立って移動するときに、内臓が落ちないように支える。
②うんちをした際に肛門を引き上げる(うんちをきる動き)
③おしっこやうんち、勃起をするとき
に働きます。無意識のうちに使っていることがとても多い筋肉です。
昔は、
移動→徒歩が中心
生活動作→しゃがむことが多い
という生活習慣だったため、無意識に骨盤底筋群を使って筋力が維持されていました。
普通に日常生活をしていれば、骨盤底筋群のトレーニングになっていたんですね。
ところが、ここ数十年で生活習慣がガラッと変わりました。
移動→車、電車、飛行機など
生活動作→イス中心のしゃがまない生活
便利になり、あまり人間の力を使わないですむようになりました。
しゃがむことも減りました。和式トイレなどは、家ではほとんど見なくなったのではないでしょうか?
便利な生活になり、それによって低下する筋肉が出てきました。
それが「骨盤底筋群」なのです。
「骨盤底筋群」の筋力低下は、生活が便利になった現代だから起きた「現代病」です。
骨盤底筋群が低下すると、どうなる?
ED薬を飲んでも、勃起ができなくなります。
勃起時に働く「坐骨海綿体筋」は、おちんちんに集まった血液を保持する役割があります。
これが十分に働かなくなるとどうなるか?
いくら血液がおちんちんに入って来ても、保持できないから硬くなりません。
これは、ED薬を飲んでも全く意味ありません。
私は31歳~8年間、ED薬を飲んでも治らないEDで苦しんだ経験が、あります。
そのときは、
・腹筋、臀筋、大腿や下腿の筋トレ
・骨盤底筋群の1つ「外肛門括約筋」の筋トレ
をしましたが、EDは治らず悪化していきました。
ちなみに、私がED薬を飲んでもEDがなおらなかったのは、この「骨盤底筋群」の1つ「内肛門括約筋」の筋力低下が起きていたからでした。
「骨盤底筋群」は、12個の筋肉でできていて、1つ弱い筋肉があると、弱い筋肉にあわせた力しか出せなくなるという特徴があります。
昔、ヘルニアで入院したときのトイレ習慣で筋力低下したのが回復しないできてしまい、30代になり下半身の筋力が落ちることで、補うことができなくなってしまったのです。
EDと併発して起きた「便漏れ」(おならをしようとすると、うんちも出てしまう)は、普通の生活ができなくなり、EDよりも精神的にキツイものでした。
そんなひどい有り様でしたが、
「骨盤底筋群」の筋トレを始めたら、セックス依存性になるくらい苦しんだ8年間に及んだEDがあっさり改善しました。
便漏れもなおり、すかしっ屁ができるようになりました。
これがしたかったんです❗満員電車の中とかね。
今まで、うんちも出ちゃってましたから(笑)
その鍛え方は、ネットに良くあるやり方でなく、また別のやり方なんですけどね。
「骨盤底筋群」の筋力低下がED薬の効かないEDの原因だったことが、これではっきりわかった瞬間でした。
勃起時に働く筋肉が、「骨盤底筋群」だというのもこれでお分かりいただけたのではないでしょうか?
私がEDを克服できた「骨盤底筋群」の鍛え方は、「勃起力改善メソッド」として、指導させていただいています。
ご興味ある方は、こちらをご覧になってくださいね。
骨盤底筋群の筋力低下によるEDをなくすために
これから、ますます便利になり人間が自分の体を使わないようになります。
そうすると、骨盤底筋群の低下によるEDの方も増えてくるでしょう。
あるED専門外来の発表によれば、患者の3割が20~30代の若い人達だということです。
しゃがまない生活や体を使わない生活で育ったために、骨盤底筋群が低下してると思います。
学校でもってならわないからこそ、自分達でしっかり学んで身につけていかなくてはいけません。
勃起時の筋肉は、
「骨盤底筋群」の1つ「坐骨海綿体筋」
これを常識にしていきたいですね。